石原さとみドラマ『アンナチュラル』第2話 ミコト、中堂、感想、演技

『アンナチュラル』第2話を視聴しました。今回は集団練炭自殺に絡む殺人事件を中心としたストーリーで、その中で幼少期に同じく一酸化炭素中毒により命を失いかけたミコトの過去や心情が明らかになり、ドラマが進んでいくうちにミコトにどんどん感情移入してしまいました。 また、ミコトと六郎が殺されそうになった時に中堂が必死に助けようとしてくれたのを見て、中堂は性格に問題はあるけれど根は冷たい人間ではないんだなと、彼の自分の中での評価がかなり上がりました。 来週以降は中堂にも注目して見ていきたいと思います。

石原さとみさんのシリアスな演技が魅力的で、第1話から続けて見ています。 第2話も設定が凝っていて面白く見れました。 練炭自殺の場面に他殺死体を紛れ込ませるなど、普通なかなか出てこない設定だと思います。 ただ、石原さとみさんと窪田正孝さんを閉じ込めた冷凍トラックが池に沈む間に場所を特定でき、二人が助かったのはさすがドラマだと思いました。 まぁ、だから面白いんですけどね。 基本的にお酒を飲みながら見るのですが、シラフで見たほうがきっと話の展開がはっきり分かるでしょうね。それくらい凝っています。

第2話の事件に絡んでの発言で「無理心中は殺人と自殺」という言葉には、ハッとさせられました。 無理心中といえば、悲劇的な感じもするし「亡くなった人を悪く言ってはいけない」的なムードに流され深く追及されませんが、やはり巻き添えになった人は殺害されたということですよね。 (主導者(犯人)も、もう死んじゃってるから罪にも問えないということもあるのかもしれませんが。) この言葉を言ったミコトさんは過去の自分の経験から、ある意味、冷静に「死」と向き合ってると思います。 死んだら終わり…かもしれませんが、やはり死と共に全てを強引に終わらせることには賛成しかねます。 「死んだ人であっても、人権を守る」という姿勢がはっきり表現されているので、好感を持って見れるというか、淡い希望を持って見れるというか…。 不謹慎な軽口もありますが、それは真摯な姿勢のあまのじゃく、なのではないでしょうか?

 

シグナル最終回過去は変えれるのか、感想、6月12日放送